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🎓 この記事を書いた人

ルーフ|ゴルフコーチ・ゴルフWebライター
ゴルフ歴20年超・ベストスコア67。小学2年からゴルフスクールに通い、中学〜大学はゴルフ部で競技ゴルフを経験。大学時代はゴルフショップ・ゴルフスクールに勤務。
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公開日:2026年10月2日/最終更新日:2026年10月2日
※情報変更があった場合は随時更新します。
🎯 結論
結論:OBの二打罰ルールは、2019年のゴルフ規則改訂で新設された「ローカルルールひな型E-5」のことで、ゴルフ場や競技がこのローカルルールを採用している場合に限り、元の位置に戻らずに2罰打でフェアウェイ付近から次の一打を打てる救済方法です。ゴルフ規則そのものが「OBは2打罰」に変わったわけではなく、原則は今も「1罰打で元の場所から打ち直し」です。
「新ルールでOBは2打罰になったと聞いたけど、打ち直さなくていいの?」「前進4打と何が違うの?」と混乱していませんか。私もコーチとして初心者の方と接するなかで、この3つの処置が混ざって覚えられていると感じる場面が少なくありません。
📋 この記事でわかること
- OB二打罰の新ルール(ローカルルールE-5)の正体
- 打ち直し・前進4打との違いと、それぞれの打数
- 救済エリアの決め方と処置の手順(図解)
- 二打罰ルールが使えない3つの場面
- 100切りを目指す人はどちらを選ぶべきか
💬 この記事の前提
私は中学から大学までゴルフ部で競技に出ており、OBの処置は「規則どおりの打ち直し」を前提に教わってきました。その経験と、JGA(日本ゴルフ協会)が公開するゴルフ規則・オフィシャルガイドの記載をもとに、読み終えたらラウンド当日に迷わず処置を選べる状態を目指して解説します。なお、ゴルフ場ごとのローカルルールの採用状況は調べきれないため、最終的には各ゴルフ場の掲示で確認してください。
OBの二打罰ルール(ローカルルールE-5)とは?
📌 この章のポイント
そもそも「OBは二打罰」という話はどこから来たのでしょうか。この章では、二打罰ルールの正体と、従来の打ち直し・ゴルフ場独自の前進4打との違いを整理します。3つを区別できれば、ラウンド中の混乱はほぼなくなります。
OB二打罰の新ルールとは?2019年に生まれた救済の選択肢
🔍 二打罰ルールの定義
OB二打罰の新ルールとは、球がOBになった、または見つからないときに、2罰打を加えて元の球の位置付近のフェアウェイ側からプレーを続けられるローカルルールです。2019年1月施行のゴルフ規則改訂にあわせて、JGAのオフィシャルガイドに「ローカルルールひな型E-5」として掲載されました。2023年1月施行の現行規則でも引き続き掲載されています。
目的はプレーのペースの改善です。暫定球を打たずに前へ進んでからOBやロストに気づいたとき、ティーまで歩いて戻ると進行が大きく遅れます。それを避けるための「打ち直しの代わりの選択肢」として設けられました。
従来の「1打罰で打ち直し」との違い
⚖️ 原則は今も打ち直し
ゴルフ規則18.2では、OBの球は1罰打を加えて直前のストロークを行った場所から打ち直す(ストロークと距離の救済)のが原則です。二打罰ルールはこの原則を置き換えるものではなく、ゴルフ場や競技の委員会がローカルルールとして採用したときだけ使える追加の選択肢です。
罰打が1打多い代わりに、打ち直しで進むはずだった距離を「前に進んだ場所から打つ」ことで相殺する設計になっています。OBの基本的な処置や白杭の見方は、初心者向けのOBルール解説で詳しくまとめています。
前進4打(OBティー)との違いを比較
🆚 3つの処置の比較表
| 処置 | 根拠 | 次に打つ場所 | ティーショットOB時の次打 |
|---|---|---|---|
| 打ち直し | ゴルフ規則18.2(原則) | 直前に打った場所 | ティーから3打目 |
| 二打罰ルール | ローカルルールひな型E-5(採用時のみ) | 救済エリア(フェアウェイ付近) | 救済エリアから4打目 |
| 前進4打 | ゴルフ場独自の運用(規則に定めなし) | 特設のOBティー | OBティーから4打目 |
💡 混同しやすいポイント
二打罰ルールと前進4打は「4打目を打つ」点が同じなので、同じものだと思われがちです。ただ、前進4打はゴルフ場が用意した決まった場所から打つのに対し、二打罰ルールは自分の球が出た位置に応じて救済エリアを決める点が根本的に違います。前進4打の打数の考え方はOBの数え方の記事で詳しく解説しています。
二打罰で処置する手順と救済エリアの決め方
📌 この章のポイント
二打罰ルールで一番つまずくのが「どこにドロップすればいいのか」です。この章では、2つの基点の決め方と救済エリアの範囲を図で確認し、実際の処置を4ステップにまとめます。
球の基点とフェアウェイの基点を決める
📋 2つの基点
- 球の基点(A):OBの場合は、球が最後にコースの境界線を横切ったと推定される地点。ロストボールの場合は、球がコース上に止まったと推定される地点。
- フェアウェイの基点(B):球の基点に最も近く、球の基点よりホールに近づかない、プレー中のホールのフェアウェイ上の地点。
救済エリアの範囲と制限を図で確認
⚠️ 救済エリアの制限
- ホールから球の基点(A)を通る線と、ホールからフェアウェイの基点(B)を通る線の間が救済エリアです。
- B側の線からはフェアウェイ側へ2クラブレングスまで広がります(A側の線もコース上なら外側へ2クラブレングス)。
- 救済エリアは球の基点よりホールに近づいてはならず、ジェネラルエリアでなければなりません(バンカーやグリーン上は不可)。
二打罰で処置する流れ4ステップ
🔰 処置の手順
スタート前に、そのゴルフ場・競技で二打罰ルール(E-5)が採用されているかをスコアカードや掲示で確認します。
OBなら境界線を最後に横切った推定地点、ロストなら止まったと推定される地点を同伴者と確認します。
Aに最も近く、Aよりホールに近づかないフェアウェイ上の地点を決めます。
救済エリア内に、膝の高さから球をドロップしてプレーを再開します。同伴者に「2罰打で処置します」と伝えておくと誤解を防げます。
ℹ️ 基点の位置が分からないとき
球が境界線を横切った地点やフェアウェイの基点は、正確に特定できないことがほとんどです。ゴルフ規則1.3b(2)では、プレーヤーが状況に応じて合理的な判断で地点を決めた場合、後から別の情報が出てきてもその判断が認められるとされています。迷ったら同伴者と見え方を共有し、その場で決めて進めましょう。
打数の数え方:打ち直し・二打罰・前進4打の比較
📌 この章のポイント
「結局、何打目になるの?」という疑問は、OBの処置で最も多い迷いです。この章では、ティーショットと2打目以降のOBに分けて、処置ごとの打数を整理します。
ティーショットがOBのときの打数
🔢 ティーショットOBの打数
| 処置 | 計算 | 次の一打 |
|---|---|---|
| 打ち直し | 1打+1罰打 | ティーから3打目 |
| 二打罰ルール | 1打+2罰打 | 救済エリアから4打目 |
| 前進4打 | ゴルフ場の取り決め | OBティーから4打目 |
打ち直しの3打目がフェアウェイに飛べば、次はフェアウェイから4打目です。つまり二打罰ルールは「打ち直しが成功した場合」とほぼ同じ状況から再開できるように作られています。
2打目以降がOBのときの打数
🧮 2打目OBの例
2打目がOBになった場合、打ち直しなら2打目を打った場所から4打目、二打罰ルールなら救済エリアから5打目です。考え方は同じで、「OBになった一打+罰打」を足し、その次の一打を数えます。前進4打はティーショットのOBを想定した運用が多く、2打目以降に使えるかはゴルフ場の取り決め次第です。
OBが何回までなら100切りに届くのかは、100切りで許容できるOB数の記事で目安を示しています。
二打罰ルールが使えない場面と注意点
⚠️ この章のポイント
二打罰ルールは便利な反面、使える条件が限られています。知らずに使うと、仲間内でも競技でも「誤所からのプレー」とみなされるおそれがあります。ここでは使えない代表的な場面を確認します。
ローカルルールとして採用されていなければ使えない
❌ 採用なしでは使えない
二打罰ルールはゴルフ規則本体ではなく、委員会が採用して初めて効力を持つローカルルールです。採用されていないゴルフ場で使うと、規則上は誤った処置になります。予約の段階でコース情報を見ておくと安心で、ゴルフ場予約サイトの比較記事では予約時に確認しやすいサイトを紹介しています。
暫定球を打った後は使えない
❌ 暫定球との併用は不可
ローカルルールひな型E-5は、ストロークと距離に基づいて暫定球をプレーした場合には、元の球に対してこの救済を使えないと定めています。暫定球を打ったら、元の球が見つからない・OBだった時点で暫定球がインプレーになります。「暫定球が林に入ったから、やっぱり二打罰で」という切り替えはできません。
ペナルティーエリアに入った球には使えない
❌ ペナルティーエリアは別の救済
球がペナルティーエリア(赤杭・黄杭)に入ったことが分かっている、または事実上確実な場合は、二打罰ルールではなく規則17のペナルティーエリアの救済(1罰打)を使います。池や谷に消えた球を「ロストだから二打罰」と処置するのは誤りです。
競技会では採用されないことが多い
❗ 上級者向けの競技では想定外
このローカルルールは、一般のプレーでのプレーペース改善を目的にしたもので、プロや上級アマチュアの競技での使用は想定されていません。月例やコンペなど競技に出る場合は、ローカルルールと競技の条件を必ず確認してください。
📝 ご注意
本記事は2023年1月施行のゴルフ規則とJGAのオフィシャルガイドに基づく一般的な解説です。ゴルフ規則は改訂されることがあり、ローカルルールの採用状況はゴルフ場・競技ごとに異なります。最終的な判断は各ゴルフ場・競技委員会の掲示やJGA公式サイトでご確認ください。
100切りを目指す人は二打罰ルールをどう使うべきか
💬 この章のポイント
二打罰ルールが使えるゴルフ場で、打ち直しと二打罰のどちらを選ぶべきでしょうか。ここからは、競技ゴルフとコーチの経験をもとにした私の考えをお伝えします。
打ち直しと二打罰はどちらが有利?
✏️ コーチとしての考え
結論から言うと、ティーショットに自信がない日ほど二打罰ルールのほうがスコアは安定しやすいと考えます。打ち直しは成功すれば二打罰と同等ですが、打ち直しもOBになると一気に5打目、6打目と膨らみます。二打罰ルールは「OB1回で失うのは最大2打」と損失に上限を付けられるのが利点です。
| 打ち直しの結果 | 打ち直しを選んだ場合 | 二打罰ルールを選んだ場合 |
|---|---|---|
| フェアウェイへ | フェアウェイから4打目 | どの場合も救済エリアから4打目 |
| ラフ・林へ | ラフ・林から4打目 | |
| 再びOB | ティーから5打目 |
表のとおり、打ち直しが二打罰を上回ることはなく、良くて同等、悪ければ1打以上の損になります(ティーショットOB時。ゴルフ規則18.2とローカルルールひな型E-5の打数から当サイトで整理)。
一方、打ち直しにはもう一度ティーショットを練習できるという面もあります。100切り前の方は、同じホールで2回続けてOBを打つ確率が高いかどうかを判断基準にするとよいでしょう。
競技経験者として伝えたい暫定球の習慣
📖 競技ゴルフで身についたこと
私がゴルフ部で出ていた競技では、OBは打ち直しが当然で、怪しい球にはすぐ暫定球を打つのが習慣でした。二打罰ルールがあるゴルフ場でも、競技に出る可能性がある方は「怪しければ暫定球」の習慣を先に身につけることをおすすめします。二打罰ルールに慣れすぎると、採用されていないコースや競技で処置に迷うからです。
ただし、二打罰ルールを採用しているコースでは、暫定球を打った時点で二打罰の選択肢を失う点に注意が必要です。プライベートラウンドなら、「暫定球もミスしそうな日は打たずに前へ進み、見つからなければ二打罰」という選び方も規則上は成り立ちます。
ルールを含めて体系的に学びたい方は、ゴルフスクールの比較記事も参考にしてください。
そもそもOBを減らすための考え方
💡 処置よりも予防
二打罰ルールはあくまで「OBを打った後」の話です。100切りへの近道は、OBが出やすいホールでドライバー以外を選ぶなど、OBそのものを減らすマネジメントだと私は考えています。ティーショットの方向性は、天候に左右されないシミュレーションゴルフで弾道データを見ながら練習すると改善しやすくなります。
よくある質問
❓ OBの二打罰ルールはどこのゴルフ場でも使えますか?
使えません。二打罰ルールはゴルフ規則本体ではなくローカルルールひな型E-5なので、ゴルフ場や競技の委員会が採用している場合に限り使えます。採用の有無はスコアカードやクラブハウスの掲示で確認してください。
❓ ティーショットがOBで二打罰の処置をすると、次は何打目ですか?
ティーショット1打+2罰打で、救済エリアから打つ次の一打は4打目です。打ち直し(1罰打)の場合はティーから3打目になります。
❓ 暫定球を打った後に二打罰ルールへ切り替えられますか?
切り替えられません。ローカルルールひな型E-5は、ストロークと距離に基づいて暫定球をプレーした場合には元の球に対して使えないと定めています。
❓ 前進4打(OBティー)と二打罰ルールは同じものですか?
別物です。前進4打はゴルフ場が独自に設ける特設ティーの運用で、ゴルフ規則には定めがありません。二打罰ルールはJGAのオフィシャルガイドに掲載されたローカルルールひな型E-5です。
❓ ロストボールにも二打罰ルールは使えますか?
使えます。ローカルルールひな型E-5は、球が見つからない場合とアウトオブバウンズになった場合の両方を対象にしています。ただしペナルティーエリアに入ったことが分かっている、または事実上確実な球には使えません。
❓ 二打罰ルールはプロの試合でも使われていますか?
一般的には使われません。このローカルルールは一般のプレーでのプレーペース改善を目的としたもので、プロや上級アマチュアの競技での採用は想定されていません。
まとめ:ゴルフのOB二打罰の新ルールは採用確認が第一歩
🎯 この記事のまとめ
- OB二打罰の新ルールは、2019年に新設されたローカルルールひな型E-5で、採用されたゴルフ場・競技でのみ使える
- 原則は今も「1罰打で打ち直し」。二打罰ルールは追加の選択肢
- ティーショットOBなら、打ち直しは3打目・二打罰と前進4打は4打目
- 暫定球を打った後、ペナルティーエリアの球には使えない
- ティーショットに不安がある日は、損失に上限を付けられる二打罰ルールが有効
✅ 二打罰ルールを積極的に使ってよい人
- 仲間内のプライベートラウンドが中心の方
- ティーショットのOBが続きやすく、スコアを安定させたい方
- 暫定球を打ち忘れて進行を止めたくない方
❌ 打ち直しを基本にしたほうがよい人
- 月例やオープン競技への出場を考えている方
- 二打罰ルールを採用していないゴルフ場でよくプレーする方
- 処置の判断に自信がなく、同伴者ともめたくない方
🧭 次の一歩
ルールを理解したら、次はOBを減らしてスコアを縮める番です。練習と戦略の全体像は100切り完全ロードマップにまとめています。ルールの正確な文言を確かめたい方は、ルールブックの選び方も参考にしてください。
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🎓 著者プロフィール

ルーフ|ゴルフコーチ・ゴルフWebライター
幼い頃に父の影響でゴルフに触れ、小学2年からプロを目指してゴルフスクールに通う。中学から大学までゴルフ部に所属し競技ゴルフを経験。大学時代はゴルフショップ・ゴルフスクールで勤務。大学卒業を節目にプロの道を諦め、現在は趣味ゴルファーとして楽しみながら、フリーランスのゴルフコーチ・ゴルフWebライターとして活動中。ゴルフ歴20年超、ベストスコア67。
この記事を書く理由:競技ゴルフで「規則どおりの処置」を叩き込まれた経験と、初心者の方に教えるコーチの立場の両方から、ルールを正確かつ実戦的に伝えられると考えています。
📝 調査概要
- 調査対象:ゴルフ規則18.2、ローカルルールひな型E-5、関連する競技のローカルルール
- 調査方法:公式サイト調査(JGA・R&A)/文献調査/著者の競技経験・指導経験に基づく知見
- 調査実施日:2026年10月2日
- 情報の限界:個々のゴルフ場における二打罰ルールの採用状況や採用率は調査できていません。前進4打の運用もゴルフ場ごとに異なります。二打罰ルールで出したスコアのハンディキャップ上の扱いは、今回の調査範囲では確認できませんでした。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)
📚 参考文献・引用元
- 公益財団法人日本ゴルフ協会(JGA)公式サイト「ゴルフ規則」「ゴルフ規則のオフィシャルガイド」(参照日:2026年10月2日)
- The R&A 公式サイト「Rules of Golf」(参照日:2026年10月2日)
- Honda Golf「ローカルルールひな型E-5」解説コラム(参照日:2026年10月2日)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年10月2日/最終更新日:2026年10月2日
※情報変更があった場合は随時更新します。

