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🎓 この記事を書いた人
🎯 結論
結論:左手は「指の付け根に斜めに当て、ナックルが2〜3個見える向きで、10段階の4〜5の強さ」で握るのが、100切りを目指す方にとって最もミスが出にくい基本形です。
「スライスが止まらない」「毎回グリップがしっくりこない」とお悩みではありませんか? 私がコーチとして見てきた範囲では、その原因は右手よりも左手の当て方にあることが多いと感じています。
📋 この記事でわかること
- 左手のグリップがクラブの向きを決める仕組み
- 左手の正しい握り方5ステップ(親指・ナックル・強さの目安)
- ウィーク・スクエア・ストロングの違いと、100切りにすすめる向き
- よくある間違いと、それぞれが招く球筋
- 自宅・練習場・グローブの傷みで確認するセルフチェック法
📝 本記事の前提
本記事は右打ちを前提に、グリップの上側を握る「左手」だけに絞って解説します。右手を含めた握り方の全体像はグリップの基本手順をまとめた記事で扱っています。内容は、私自身の競技経験・指導経験と、R&A/日本ゴルフ協会(JGA)の公開資料に基づいています。
ゴルフグリップで左手の握り方が重要な理由

📌 この章のポイント
グリップはクラブと体が接する唯一の場所です。この章では、その中でも左手がなぜスイングの土台になるのかを、役割と仕組みから整理します。
左手のグリップとは?役割をひとことで
🔍 左手グリップの定義
左手のグリップとは、右打ちのゴルファーがクラブの上側(グリップエンド側)を握る手のことです。クラブを支え、スイング中のフェースの向きを保つ「土台」の役割を担います。右手が主に力と方向の微調整を担うのに対し、左手はクラブの向きそのものを決める手だと考えてください。
左手の向きがフェースの向きを決める仕組み
📊 手の甲とフェースの関係
インパクトでは、左手の甲の向きとフェースの向きがほぼ連動します。左手を上から被せる(ストロング)ほどフェースは閉じやすく、下から添える(ウィーク)ほど開きやすくなります。
つまり、構えた時点で左手の向きがズレていれば、スイングがどれだけ良くてもボールは曲がる前提で飛び出します。ショットの曲がりを直す前に、まず左手を疑う理由はここにあります。
私が左手の握り方から教える理由
💬 コーチとしての見解
私は小学2年生からゴルフスクールに通い、最初の数か月はほとんどグリップの確認ばかりでした。当時は退屈でしたが、中学・高校・大学とゴルフ部で競技を続けるなかで、調子を崩したときに戻る場所はいつも左手だったと振り返っています。
大学時代にスクールで働き、いまコーチとして教える立場になってからも、初心者の方で多いのは「手のひらでギュッと握る」「親指を真上に長く伸ばす」の2つだと感じています。どちらも左手で起きるクセで、スイングをいじる前にここを直すだけで球筋が落ち着く方が少なくありません。
そのため、私がレッスンで最初に確認するのはスイングではなく、①構えたときの左手の甲の向き(ナックルの数)→②左手グローブの傷み方の2点です。この順で見ると、本人が気づいていない握りのクセがほぼ特定できます。確認方法はこの記事の後半で紹介します。
ゴルフグリップ左手の正しい握り方5ステップ
📌 この章のポイント
左手の握り方は「当てる位置→包む指→親指→確認」の順で覚えると迷いません。まず手順を通して確認し、その後に細かいポイントを補足します。
左手の握り方の手順
🔰 左手グリップ5ステップ(右打ち)
クラブを体の正面に立て、グリップエンドが指1本分ほど出る位置に左手を添えます。余らせることで、手首がスムーズに動きます。
人差し指の第2関節あたりから、小指の付け根に向かって斜めにグリップを当てます。手のひらの真ん中には当てません。
下の3本で包み込み、手のひらの小指側のふくらみ(小指球)をグリップの上に乗せます。これでクラブが指と手のひらの両方で支えられます。
親指は真上ではなく、わずかに右側へ。長く伸ばしすぎず、軽く縮めた位置に添えます。
アドレスして上から見たとき、左手のナックル(指の付け根の山)が2〜3個見えればOK。強さは10段階の4〜5程度が目安です。
指で握るフィンガーグリップを基本にする
✅ 指で握るメリット
指の付け根で握る「フィンガーグリップ」は、手首が柔らかく使えるため、ヘッドが走りやすくなります。一方、手のひらの中央で握る「パームグリップ」は手首が固まり、振り遅れやすくなります。
ショップで働いていた頃も、グリップの太さを相談に来る方のなかには、クラブではなく握る位置が合っていないケースが少なくありませんでした。なお、グリップの形状は用具規則で定められており、市販の適合品から選ぶ限り、ルール面の心配はいりません。「細く感じる=指で握れている」ことも多いので、違和感だけで太いグリップに替える前に、当てる位置を見直してみてください。
親指の位置はショートサムがおすすめ
⚖️ ショートサムとロングサムの違い
| 項目 | ショートサム | ロングサム |
|---|---|---|
| 親指の形 | 軽く縮めて添える | グリップに沿って長く伸ばす |
| 手首の動き | 適度に動き、トップが安定しやすい | 大きく動き、オーバースイングになりやすい |
| 向いている人 | 初心者〜100切りを目指す人 | 手首の柔らかさを活かしたい上級者 |
私は初心者の方にはショートサムをすすめています。親指を伸ばすとトップで手首が折れすぎ、トップの位置が毎回バラつく原因になるからです。
左手を握る強さの目安
💡 私が使っている力加減の基準
最大の力を10としたとき、左手は4〜5が私の指導での目安です。この数値は公的な基準ではなく、私自身の経験から使っている感覚的な目盛りだとご理解ください。
コツは「力を入れる指」と「抜く指」を分けること。小指・薬指・中指の3本はしっかり、親指と人差し指は添えるだけ。こうするとクラブは落ちないのに、腕の力みは抜けます。
私がレッスンで使う確認法は、アドレスした状態で相手にクラブヘッドを軽く引いてもらうことです。クラブは抜けないが、手の中でわずかに動くくらいが4〜5の感覚です。まったく動かなければ強すぎ、すっと抜けるなら弱すぎと判断しています。
左手のナックルの見え方で決まる3つのグリップ
📌 この章のポイント
アドレスで左手のナックルが何個見えるかで、グリップは3種類に分けられます。自分がどれに当たるかを知ると、球筋の原因が見えてきます。
ストロング・スクエア・ウィークの違い
🆚 3つのグリップ比較(右打ち)
| 種類 | ナックルの数 | V字の向き | フェースの傾向 | 出やすい球筋 |
|---|---|---|---|---|
| ウィーク | 1個程度 | アゴ〜左肩 | 開きやすい | スライス・右へのミス |
| スクエア | 2個程度 | 右耳〜アゴ | 中立 | ストレート系 |
| ストロング | 3個程度 | 右肩 | 閉じやすい | ドロー・フック |
※V字は、左手の親指と人差し指の間にできる線を指します。
100切りを目指す人におすすめの向き
✏️ 100切り目線での私の結論
100切りを目指す段階では、スクエアからややストロング(ナックル2〜3個)をすすめています。初心者の方はインパクトでフェースが開いてスライスしやすい傾向があり、左手を少し被せておくことで、そのミスを握りの段階で相殺できるからです。
逆に、左へのミス(引っかけ・チーピン)が多い方は、ナックルが3個以上見えていないか確認してください。球筋別の対処は右へ飛ぶ原因と直し方でも詳しくまとめています。
右手との組み合わせ方(オーバーラッピング・インターロッキング・テンフィンガー)
📋 左手と右手のつなぎ方
| 握り方 | 左手との関係 | 特徴 |
|---|---|---|
| オーバーラッピング | 右手小指を左手の人差し指と中指の間に乗せる | 古くから広く使われる形。両手の一体感が出やすい |
| インターロッキング | 右手小指と左手人差し指を絡める | 手の小さい人・握力に自信がない人向き |
| テンフィンガー | 10本の指すべてで握る | 力を伝えやすいが、両手がバラバラに動きやすい |
どれを選んでも、左手の当て方と向きは同じです。つなぎ方を変える前に、まず左手単体の形を固めてください。
左手の握り方でよくある間違いと注意点
📌 この章のポイント
左手のクセは自分では気づきにくく、放置すると球筋のミスとして表れます。代表的な間違いと、握り方を変えるときの注意点をまとめます。
よくある間違い4つと球筋への影響
❌ 左手のよくある間違い
| 間違い | 起きやすいミス | 直し方 |
|---|---|---|
| 手のひらの中央で握る | 手首が固まり振り遅れ、右へのミス | 指の付け根に斜めに当て直す |
| 親指を真上に長く伸ばす | ナックルが1個以下になりスライス | 親指をやや右へ、軽く縮める |
| ギュッと強く握る | 腕が力みヘッドが走らない、手の痛み | 10段階の4〜5まで緩める |
| グリップエンドいっぱいに握る | 手首が使いにくく、コントロールが落ちる | 指1本分余らせる |
握りが極端に崩れると、フェースの芯を外してシャンクのようなミスにつながることもあります。
握り方を変えた直後は一時的に打ちにくくなる
⚠️ 変更直後の注意点
正しい握り方に変えると、多くの方が最初は「違和感がある」「前のほうが当たる」と感じます。これは慣れの問題で、握りが間違っているとは限りません。
- ラウンド直前には握りを変えない
- 変えるのは1回に1か所だけ(向き・親指・強さを同時にいじらない)
- 最初は小さな振り幅で当たりを確認してから、フルショットに移る
ストロング寄りの左手が合わない人もいる
🔺 すべての人に同じ形が合うわけではない
ややストロングは多くの初心者に合いやすい形ですが、すでに左へのミスが多い方や、手首を返す動きが強い方には逆効果になる場合があります。ナックル2〜3個はあくまで出発点と考え、自分の球筋を見ながら微調整してください。
手が小さい方や握力に自信がない方は、左手の人差し指と右手の小指を絡めるインターロッキングにする、グリップの太さを見直すといった調整が一般的な選択肢です。左手の当て方と向きはそのままに、つなぎ方と道具側で補ってください。
自分では判断がつかないときは、第三者に見てもらうのが近道です。ゴルフスクールの比較も参考に、一度プロにグリップだけチェックしてもらう方法もあります。
左手のグリップを固める練習法とセルフチェック
📌 この章のポイント
左手の握り方は、覚えるより「毎回同じ形で握れるか」が大切です。自宅・練習場・道具の3か所でできる確認方法を紹介します。
自宅で毎日できる左手チェック
🧭 今日からできる1分チェック
- クラブを持ち、5ステップで左手だけ握る
- 鏡の前で構え、ナックルが2〜3個見えるか確認
- 一度手を離し、もう一度握る(これを10回)
毎回同じ位置に戻れるようになれば、形が体に入った合図です。クラブを振らなくてもできるので、練習場に行けない日の習慣にしてください。
練習場でできる左手の片手打ちドリル
🗝️ 左手1本の腰〜腰ドリル
7番アイアンを短く持ち、左手1本で腰から腰までの小さな振り幅でボールを打ちます。握りが正しければ、フェースが安定して低い球がまっすぐ出ます。右へばかり飛ぶならフェースが開いている、つまり左手がウィーク寄りのサインです。
ゆっくり振ると握りの変化を感じやすいので、スロースイング練習と組み合わせるのもおすすめです。練習全体の組み立ては1回100球の練習メニューを参考にしてください。
グローブの傷み方で左手のクセを見抜く
📖 元ショップ店員・コーチの視点
左手のグローブは、握り方の「記録」です。私自身も長年、グローブの傷み方で握りのクセを確認してきました。
- 手のひらの中央が擦り切れる:パームグリップ気味、またはスイング中にクラブが手の中で動いている
- 小指側・かかと部分が早く傷む:グリップエンドいっぱいに握っているか、握りが緩みすぎている
- 親指の先に穴が開く:親指を長く伸ばして押しつけている(ロングサム)
指の付け根まわりが均等に使われていれば、握れている証拠です。傷んだグローブは滑りの原因にもなるので、ゴルフグッズの選び方も参考に早めに替えてください。
よくある質問
❓ Q1. 左手の親指はグリップの真上に置くべきですか?
A. 真上よりわずかに右側(右打ちの場合)に置くのがおすすめです。真上に置くとナックルが1個程度しか見えないウィーク寄りになりやすく、フェースが開いてスライスが出やすくなります。
❓ Q2. 左手はどれくらいの強さで握ればいいですか?
A. 私が指導で使っている目安は、最大の力を10としたときの4〜5程度です。小指・薬指・中指の3本でしっかり支え、親指と人差し指には力を入れすぎないのがポイントです。
❓ Q3. なぜ左手だけグローブをするのですか?
A. 右打ちでは左手がグリップの上側を握り、クラブを支える役割が大きいため、滑り止めと手の保護の目的で左手に着けるのが一般的です。ゴルフ規則でも単純な手袋の使用は認められています(R&A ゴルフ規則 規則4)。
❓ Q4. ドライバーとアイアンで左手の握り方は変えますか?
A. 基本的には変えません。同じ握り方で打てるようにしたほうが再現性が高まります。パターだけは手のひら寄りで握るなど別の考え方をする人が多いです。
❓ Q5. 練習後に左手が痛くなるのは握り方のせいですか?
A. 握りが強すぎる、手のひらで握っているなどが原因の一つとして考えられます。ただし痛みが続く場合は握り方の問題と決めつけず、整形外科など医療機関に相談してください。
📝 健康に関する注記
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・診断・治療の代替となるものではありません。体調や症状に関しては必ず医師・専門家にご相談ください。
❓ Q6. 左打ちの場合はどう読み替えればいいですか?
A. 左打ちの方は、本記事の「左手」を「右手」、「右」を「左」に読み替えてください。グリップの上側を握る手がクラブの向きを決める、という考え方は同じです。
まとめ:ゴルフグリップの左手の握り方は「当てる位置・向き・強さ」の3点で決まる

🎯 この記事のまとめ
- 左手はクラブの向きを決める手。構えの時点でズレていると、ボールは曲がる前提で飛ぶ
- 指の付け根に斜めに当て、ナックル2〜3個、強さ4〜5が100切りの基本形
- 親指はやや右に、軽く縮めたショートサムがおすすめ
- 変更直後の違和感は慣れの問題。1回に1か所ずつ直す
- 自宅の握り直し10回・左手1本ドリル・グローブの傷みで定期的に確認する
✅ この握り方が合いやすい人
- スライスや右へのミスに悩んでいる
- 毎回グリップの感覚が違う
- 練習後に手が疲れる・痛くなりやすい
⚠️ 調整が必要な人
- すでに左への引っかけ・フックが多い(ナックルを減らす方向で調整)
- コーチから個別に握りを指定されている(その指示を優先)
🧭 次にやること
左手が固まったら、次はスイング全体の流れを確認しましょう。スイングの8つのポジションで形を確認し、上達の順番は100切りまでのロードマップで全体像をつかめます。天候に左右されずに握りと球筋を確かめたい方は、シミュレーションゴルフの比較も参考にしてください。
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🎓 著者プロフィール

ルーフ|ゴルフコーチ・ゴルフWebライター
ゴルフ歴20年超、ベストスコア67。幼い頃に父の影響でゴルフを始め、小学2年生からプロを目指してゴルフスクールに通う。中学から大学までゴルフ部に所属し、大学時代はゴルフショップとゴルフスクールで勤務。大学卒業を機にプロの道は諦め、現在はフリーランスのゴルフコーチ・ゴルフWebライターとして活動中。
この記事を書く理由:子どもの頃からグリップを基礎として叩き込まれ、競技でも指導でも「崩れたら左手に戻る」を実践してきたため。ショップ勤務でグリップやグローブの相談を受けてきた経験も踏まえ、再現性のある形だけをお伝えしています。
📚 調査概要
- 調査対象:ゴルフグリップにおける左手の握り方(右打ち)
- 調査方法:著者の競技・指導・ショップ勤務経験/R&A・日本ゴルフ協会の公開資料の確認
- 調査実施日:2026年9月24日
- 情報の限界:握る強さの数値やナックルの数は著者の指導上の目安で、統計データではありません。体格・柔軟性・スイングにより最適な形は異なります。
- 利益相反の有無:なし(本記事にアフィリエイト広告は含まれません)
📚 参考文献・引用元
- R&A「ゴルフ規則 規則4 プレーヤーの用具」(参照日:2026年9月24日)
- 日本ゴルフ協会「用具規則(2024年12月1日発効 日本語版)」(参照日:2026年9月24日)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年9月24日/最終更新日:2026年9月24日
※情報変更があった場合は随時更新します。

