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🎓 この記事を書いた人
🎯 結論
結論:グランドゴルフの打ち方は、「肩で振る振り子のストローク」と「振り幅で距離を決める」の2つが基本です。腕の力で強弱をつけるのをやめ、振り幅を距離ごとに固定するだけで、ボールの方向と距離が揃いやすくなります。
「思ったより転がらない」「真っすぐ打ったつもりが右にそれる」とお悩みではありませんか?私はゴルフ歴20年超のコーチとして、そしてグラウンド・ゴルフを実際にプレーする一人として、ゴルフのパッティング理論をグラウンド・ゴルフ用に置き換えてお伝えします。
📋 この記事でわかること
- グランドゴルフの正しい打ち方(グリップ・構え・ストローク)
- 50m・30m・25m・15mの距離別の振り幅の目安
- トップ・ダフり・方向のズレなど、よくあるミスの直し方
- 自宅と実戦でできる練習法
読み終えるころには、「次のホールで何を意識して打てばいいか」がはっきりしているはずです。なお、ルールは日本グラウンド・ゴルフ協会のルールに基づき、打ち方は私の経験に基づく考え方としてお伝えします。
グランドゴルフの打ち方とは?ゴルフとの違いから整理

📌 この章のポイント
そもそもグランドゴルフは、ゴルフと何が違うのでしょうか。打ち方を学ぶ前に、ゲームの仕組みと「ゴルフの常識が通用する部分・しない部分」を整理しておきます。
グランドゴルフの打ち方とは何か?
🔍 定義
グランドゴルフの打ち方とは、専用クラブでボールを地面に沿って転がし、ホールポスト(直径36cmの鉄輪)の中に止めるための打ち方です。ボールを宙に上げる必要はなく、パッティングに近い「転がす技術」が中心になります。ゲームはスタートマットから打ち始め、ホールポスト内にボールが静止した状態「トマリ」までの打数を数えます。
正式名称「グラウンド・ゴルフ」と基本ルール
ℹ️ 基本ルールのおさらい
一般に「グランドゴルフ」と呼ばれますが、協会の正式名称は「グラウンド・ゴルフ」です。鳥取県泊村で生まれたスポーツで、ホールインを「トマリ」と呼ぶのはこの村名にちなんでいます。
- 標準コースは50m・30m・25m・15mを各2ホール、計8ホール
- クラブ・ボール・ホールポスト・スタートマットは定められた用具を使う
- ボールが動いている間は打ってはいけない
- コース外に出たボールは1打付加して、プレー可能な場所に置いて打つ
2ホール目以降の打順は、「ホールから遠い順」「第1打と同じ順」「ホールに近い順」など、大会や地域によって決め方が異なります。ボールが輪に乗って止まった場合などの細かな判定は本記事では扱っていないため、協会のルール全文や大会要項でご確認ください。
ゲートボールとの違いも気になる方は、グランドゴルフとゲートボールのルール・道具の比較で整理しています。
ゴルフのパッティングと共通する点・違う点
🆚 ゴルフのパッティングとの比較
| 項目 | ゴルフのパッティング | グラウンド・ゴルフ |
|---|---|---|
| 打つ距離 | グリーン上の数m〜十数m | 15m〜50m(標準コース) |
| 地面 | 短く刈られたグリーン | 芝・土・グラウンドなど多様 |
| ゴール | カップ(穴) | 地面に置いたホールポストの輪の中 |
| ストローク | 振り子型が主流 | 振り子型が基本、長い距離は振り幅大 |
ゴルフのカップとの違いはゴルフのホールとカップの規格もあわせて読むとイメージしやすいです。
💬 コーチの視点
私がグラウンド・ゴルフを初めてプレーしたとき、一番戸惑ったのは「ゴルフのパッティングの感覚のままだと、まったく届かない」ことでした。グリーンと違って芝が長く、地面の抵抗が大きいからです。逆に言えば、方向を出す技術はパッティングそのもの、距離を出す技術だけが別物。この切り分けができると、上達の道筋が一気に見えてきます。
グランドゴルフの打ち方の基本4ステップ
📌 この章のポイント
ここからは実際の打ち方です。「握る→構える→振る→狙う」の4ステップに分けると、どこでミスしているかを自分で確認しやすくなります。
🔢 打ち方の4ステップ
グリップの握り方|手のひらを向かい合わせる
📋 グリップのコツ
両手の手のひら同士を向かい合わせ、クラブを挟むように握ります。力加減は「クラブが手から落ちない程度」が目安です。強く握ると手首に力が入り、ヘッドの向きが打つたびに変わってしまいます。
ゴルフの握り方の基本はゴルフグリップの握り方の手順で写真付きで解説しています。考え方はグラウンド・ゴルフにもそのまま使えます。
構え方|スタンス幅とボール位置
📋 構えのチェックポイント
- スタンス:肩幅程度。長い距離ほど少し広げると下半身が安定します
- ボール位置:両足の真ん中からボール1個分左(右打ちの場合)
- 目線:ボールの真上か、やや内側に目がくるように前傾する
- ヘッド:フェース面を打ちたい方向に直角に合わせてから足をそろえる
💡 コーチとしての気づき
私がレッスンで方向が安定しない方を見ていて、特に多いと感じるのが「先に足を決めてから、あとでヘッドを合わせている」パターンです。体の向きがずれたままヘッドだけ目標に向けても、振り子は体の向きの方へ動きます。ヘッド→足の順で構えるだけで、右へのズレが減る方は少なくありません。
振り子のストローク|手首を使わず肩で振る
📋 ストロークの基本
腕と肩でできる三角形を崩さずに、肩の上下動(左肩が下がる→右肩が下がる)でクラブを振ります。手首を使うとヘッドの向きと打点がぶれ、同じ振り幅でも距離が揃いません。
テークバックとフォローをほぼ同じ大きさにするのがコツです。フォローが小さいと「当てて終わり」になり、インパクトが緩みやすくなります。体の動かし方を大きなスイングで確認したい方はスイングの基本ポジションの図解も参考になります。
狙い方|ホールポストの手前に目印をつくる
📋 目標設定のコツ
30mや50m先のホールポストを見ながら構えると、目標が遠すぎて体が開きやすくなります。ボールの1〜2m先にある芝の色の違いや小石を目印にし、そこを通すことだけに集中しましょう。
また、地面の傾きがある場合は、ボールが曲がる分だけ目印を高い側にずらします。これはゴルフの「ライン読み」と同じ考え方です。
また、ホールポストは3本の脚のうち2本がスタートマット側に開く形で置くのが基本です。そのため私は、開いた脚の間を正面から通すラインを優先して選んでいます。斜めから入るラインだと、脚に当たって弾かれるリスクが上がると考えるからです。
距離別の打ち方|50m・30m・25m・15mの打ち分け
📌 この章のポイント
標準コースには4種類の距離があります。距離ごとの振り幅を決めておくと、毎回「どれくらいの強さで打とうか」と迷う時間がなくなります。
標準コースの距離と振り幅の目安
✏️ 振り幅の目安の使い方
| 距離 | 振り幅(時計の針) | 意識すること |
|---|---|---|
| 50m | 9時〜3時 | 1打で寄せず、2打目が楽な場所へ |
| 30m | 8時〜4時 | フォローを大きく、最後まで振り切る |
| 25m | 7時半〜4時半 | ホールポストの50cm奥を目標にする |
| 15m | 7時〜5時 | 方向最優先、トマリを狙う |
これは私が平坦な芝でプレーするときの目安です。芝が長い・湿っている・上りの場合は1段階大きく、土のグラウンドや下りでは1段階小さくしてください。最初の数ホールで自分用に補正しておくのが実戦的です。
50mのロングホールは2打で考える
📋 ロングホールの打ち方
50mを1打でトマリにするのは簡単ではありません。力んで大きく外すより、1打目でホールポストの周り3m以内に運び、2打目で確実にトマリを狙う方が、8ホール通したスコアは安定します。
振り幅が大きくなる分、下半身が動きやすくなります。スタンスをやや広げ、ひざの高さを変えないことを意識してください。
15m・25mはトマリを狙う打ち方に切り替える
📋 短い距離の打ち方
短い距離は、ホールインワンが十分に狙える距離です。協会のルールでは、1打目でトマリになると実打数から3打を差し引いて計算されるため、スコアへの影響は大きくなります。
ここでは「届かせる」より「ホールポストの輪を少し越える強さ」で打つのがポイントです。ショートするとトマリの可能性はゼロですが、少しオーバーなら輪の中で止まる可能性が残ります。
💬 ゴルフのパット数から考える距離感
ゴルフの100切り指導でも、私は「2打目を簡単にする1打目」を最優先に教えています。考え方は100切りに必要なパット数と3パット対策でも詳しく書いていますが、長い距離は寄せる、短い距離は入れるという役割分担は、グラウンド・ゴルフでもそのまま通用します。
自分に合った打ち方とクラブの選び方
📌 この章のポイント
打ち方には大きく2つのタイプがあります。どちらが正解というより、体力や地面の状態で使い分けるのが現実的です。
振り子型とヒット型の違い
⚖️ 打ち方タイプの比較
| 項目 | 振り子型 | ヒット型 |
|---|---|---|
| 打ち方 | 一定のリズムで肩を振る | 短いテークバックでパチンと打つ |
| 得意な場面 | 平坦な芝・短〜中距離 | 芝が長い・重い地面 |
| 距離感 | 振り幅で管理しやすい | 力加減に頼るので揃いにくい |
| おすすめ度 | 初心者はまずこちら | 慣れてから補助的に |
クラブ選びは長さと重さを確認する
📋 クラブ選びのポイント
協会のルールでは、クラブ・ボール・ホールポスト・スタートマットは定められたものを使う決まりです。大会に出る予定がある方は、協会の認定用具であることを確認してから選びましょう。そのうえで次の2点を見ます。
- 長さ:構えたときに前傾しすぎず、目がボールの真上にくるか
- 重さ:ヘッドの重さを感じられるか(軽すぎると手打ちになりやすい)
💬 私のクラブ選びの経験
私は大学時代にゴルフショップで働いていたこともあり、クラブを選ぶときは必ず「構えたときの目線」から確認します。実際に使ってみて感じたのは、ヘッドが重めのクラブの方が振り子の動きを作りやすく、長い距離でも力まずに届くということです。店頭で数本を構え比べるだけでも違いがわかります。
用品選び全般はゴルフグッズのおすすめと選び方で整理しています。
実物を手に取れる店探しにはゴルフショップの比較が役立ちます。
この打ち方が向いている人・向いていない人
⭕ 向いている人
- 距離がバラバラで、毎回打つ強さに迷っている人
- ゴルフのパッティング経験があり、感覚を応用したい人
- 力に自信がなく、ヘッドの重さで楽に打ちたい人
❌ 向いていない人
- 練習せずにすぐ結果だけを求める人(振り幅の補正には慣れが必要です)
- 肩や腰に痛みがあり、前傾姿勢そのものがつらい人(先に医師への相談をおすすめします)
グランドゴルフの打ち方でよくあるミスと注意点
📌 この章のポイント
「なぜか右に行く」「ボールの頭を叩いてしまう」。こうしたミスには、はっきりした原因があります。直し方とあわせて、体を痛めないための注意点も確認しておきましょう。
トップ・ダフりが出る原因と直し方
⚠️ 打点のミス
| ミス | 主な原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| トップ(ボールの上を叩く) | 打つ瞬間に顔が上がる | 打った後も1秒ボールの位置を見る |
| ダフり(手前の地面を叩く) | ひざが沈む・手首が折れる | ひざの高さを固定し、手首を使わない |
方向が右や左にずれる原因
⚠️ 方向のミス
方向のズレは、多くの場合「構えの向き」か「インパクトでのフェースの向き」のどちらかです。まず構えの段階でクラブを足元に置き、足のラインが目標と平行かを確認してください。構えが正しいのにずれる場合は、手首の使いすぎでフェースが開閉している可能性があります。
ゆっくり振って動きを確認する方法はスロースイング練習の手順が参考になります。
体を痛めないための注意点
❗ 腰とひざへの負担に注意
グラウンド・ゴルフは軽スポーツですが、前傾姿勢を8ホール繰り返すと腰に負担がかかります。打つ前に軽くストレッチをする、前傾を深くしすぎない、ホールごとに背筋を伸ばすを習慣にしましょう。暑い時期はこまめな水分補給も欠かせません。
📝 健康面についての注記
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・診断・治療の代替となるものではありません。体調や症状に関しては必ず医師・専門家にご相談ください。
打つときのマナーとルール上の注意
⚠️ 知らずにやりがちなこと
- 同伴者が打つときに話したり、ボールやホールポストの近く・後ろに立ったりしない
- 前の組が終わるまで打たない
- 自分が作った穴や足跡は直してから移動する
- ボールが動いている間に打たない
いずれも協会ルールに定められたエチケット・ルールです。打ち方の上達とあわせて覚えておくと、大会でも安心してプレーできます。
グランドゴルフの打ち方が上達する練習法
📌 この章のポイント
打ち方は、コースに出る日だけでは身につきにくいものです。自宅でできる練習と、コースでの練習手順を分けて紹介します。
自宅でできる3つの練習
🧭 今日からできる自宅練習
コースでの練習手順
🧭 実戦で距離感を合わせる手順
近くに練習できるグラウンドがない方は、パターゴルフ場も長い距離を転がす練習に使えます。雰囲気は辰巳の森海浜公園パターゴルフのレビューで紹介しています。
💡 転がす技術をゴルフにも活かす
グラウンド・ゴルフで身につけた「振り幅で距離を決める」感覚は、ゴルフのパッティングやアプローチにもそのまま役立ちます。天候に左右されずに転がす練習をしたいならシミュレーションゴルフの選び方が参考になります。
基礎から見てもらいたい方はゴルフスクールの比較もご覧ください。
よくある質問
❓ よくある質問
Q1. グランドゴルフとグラウンド・ゴルフは同じものですか?
A. 同じスポーツです。日本グラウンド・ゴルフ協会が使う正式名称は「グラウンド・ゴルフ」で、「グランドゴルフ」は一般に広まった呼び方です。
Q2. ゴルフのパターと同じ打ち方でいいですか?
A. 振り子のように肩でストロークする基本は共通です。ただしグラウンド・ゴルフは標準コースでは芝や土の上を最大50m転がすため、パッティングより振り幅が大きく、地面の抵抗を計算に入れる必要があります。
Q3. 50mのホールでボールが届かないときはどうすればいいですか?
A. 腕の力で強く叩くのではなく、振り幅を大きくしてヘッドの重さで打つのが基本です。1打で寄せようとせず、2打目が打ちやすい場所に運ぶ2打計画に切り替えるとスコアが安定します。
Q4. ホールインワンのときのスコアはどう数えますか?
A. 日本グラウンド・ゴルフ協会のルールでは、1打目でトマリになったホールインワンは、実打数から1回につき3打を差し引いて計算します。
Q5. 打ったボールがコースの外に出たらどうなりますか?
A. 協会のルールでは1打付加し、ホールポストに近寄らないでプレー可能な箇所にボールを置いて次の打を行います。
Q6. グランドゴルフの打ち方はどのくらいで身につきますか?
A. 個人差が大きく一律には言えません。構えと振り子のストロークは練習初日から形にできますが、距離感は芝の状態で変わるため、実際のコースで回数を重ねて調整していく必要があります。
まとめ:グランドゴルフの打ち方は振り子と振り幅が基本

🎯 この記事のまとめ
- 手首を使わず、肩で振る振り子のストロークが基本
- 構えは「ヘッドを目標に合わせてから足をそろえる」順番で
- 距離は力加減ではなく振り幅で決める(50m=9時〜3時、15m=7時〜5時が目安)
- 50mは2打で考え、15m・25mは少しオーバーの強さでトマリを狙う
- 最初のホールで振り幅を補正し、同じ距離の2ホール目で確かめる
✅ 次のプレーで試すチェックリスト
- □ グリップは「落ちない程度」の力で握れているか
- □ ボールの1〜2m先に目印を決めたか
- □ テークバックとフォローが同じ大きさか
- □ 打った後も1秒ボールの位置を見ているか
グラウンド・ゴルフで転がす技術を磨いたら、ゴルフでも一歩ずつスコアを縮めていけます。ゴルフの上達手順は100切りまでのロードマップにまとめています。
🎓 著者プロフィール

ルーフ|フリーランスのゴルフコーチ・ゴルフWebライター
ゴルフ歴20年超、ベストスコア67。幼い頃から父の影響でゴルフに触れ、小2からプロを目指してゴルフスクールに通う。中学から大学までゴルフ部に所属し、大学時代はゴルフショップ・ゴルフスクールで勤務。大学卒業を節目にプロを諦め、現在は趣味ゴルファーとして、コーチ・ライター活動を行っています。
この記事を書く理由:ゴルフのパッティング指導で培った「振り子のストローク」と「振り幅による距離管理」の考え方を、グラウンド・ゴルフのプレー経験と照らし合わせて解説できるためです。
📝 調査概要
- 調査対象:グラウンド・ゴルフのルール・標準コース・用具の決まりと、打ち方の基本
- 調査方法:公式サイト調査(日本グラウンド・ゴルフ協会)/自治体・都道府県協会の公開資料調査/著者のプレー経験とゴルフ指導の知見
- 調査実施日:2026年9月27日
- 情報の限界:振り幅の目安は著者の経験に基づくもので、芝の長さ・地面の状態・クラブで変わります。用具の細かな規格(重さ・長さの上限など)は本記事では扱っていません。
- 利益相反の有無:なし(本記事に広告・PRは含みません)
📚 参考文献・引用元
- 公益社団法人日本グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフのルール」(参照日:2026年9月27日)
- 佐賀県グラウンド・ゴルフ協会「グラウンド・ゴルフとは」(参照日:2026年9月27日)
🏷️ 記事情報
公開日:2026年9月27日/最終更新日:2026年9月27日
※情報変更があった場合は随時更新します。

